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AI面接官「MiAI」、応募〜評価を全自動化 採用管理システムと連携開始

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就活生の66.6%がAIを使ってエントリーシートを書く今、企業側もAIで面接する仕組みが採用管理システムに組み込まれた。2026年6月10日、AI面接官「MiAI」を提供するプロップス社と、採用管理システム「採用一括かんりくん」を運営するHRクラウド社が連携を開始した。採用担当者の初期選考工数の削減を掲げた両社の連携により、応募直後から評価レポートの記録まで、担当者が手を動かす場面が消えた。

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応募から評価まで担当者不要に

応募直後にURLを自動送付

これまでは、応募が届くたびに担当者が日程を調整し、候補者に連絡していた。今回の連携で、「採用一括かんりくん」に応募があった直後、MiAIのAI面接用URLが候補者に自動で送付される。担当者は何もしない。

評価レポートが自動で届く

候補者がURLにアクセスしてAI面接を受けると、評価レポートが管理画面に自動で記録される。担当者の仕事は「管理画面を開いてレポートを読む」だけだ。日程調整も面接の実施も評価の手入力も、すべて不要になった。

一方で、マイナビの同調査によると、就活生の47.5%が「面接内容の評価にAIを使われること」に慎重な姿勢を示している。書く側もAI、評価する側もAI——採用の両端から人間が抜けるプロセスへの、静かな抵抗だ。効率化が進むほど、「自分はちゃんと見てもらえているのか」という候補者側の問いは大きくなる。

エントリーシートのAI作成が急増、採用評価の転換点に

就活生の66%がAIでエントリーシートを作成

マイナビの調査では、2026年卒学生のAI利用率は66.6%で、2年前の39.2%から急増した。利用目的のトップは「エントリーシートの推敲」で68.8%——届く書類の3分の2は、AIが整えた文章だ。

書類の仕上がりが均一化すると、文章の出来で候補者を絞り込む意味が薄れる。書類審査は選考の場から、応募要件の確認作業へと変わりつつある。

採用業務のAI活用、企業の6割超に

企業側の動きも加速している。HERPの調査によると、採用業務にAIを活用している企業はすでに6割を超えており、採用の場でAIを使う流れは学生・企業の双方に広がりつつある。

書類だけでは測れないなら、会話で見るしかない。AI面接が「次の選考手段」として浮上してきた背景には、書類審査のこうした変化がある。

AIが候補者と会話して評価する

MiAIは、事前に録画した回答を送るタイプの動画面接とは異なる。候補者がスマートフォンで話した内容をAIがその場で解析し、答えに応じた追加質問を返してくる。人間の面接官が「もう少し詳しく」と聞き返す部分を、AIが担っている。

面接終了後に生成される評価レポートは、会話から読み取ったコミュニケーション力・回答の論理性・一貫性・意欲といった複数の観点をスコア化して出力する。面接官ごとの評価ばらつきを排し、同一基準で候補者を比較できるよう設計されている。

候補者に事前準備はいらない。届いたURLをブラウザで開くだけで面接が始まる。専用アプリも会員登録も不要で、スマートフォンから24時間いつでも受けられる。

MiAIの公式資料によると、導入企業ではすでに結果が出ている。キリンホールディングスでは、初期選考にかかる時間がほぼゼロになり、選考できる候補者数は20%増えた。ローソンでは受検した学生の98%が「体験してよかった」と答え、内定承諾率も1割向上した。日比谷花壇も全国採用での公平性と効率化を目的に、MiAIを正式導入している。

追加費用なし、全プランで使える

今回の連携機能は、採用一括かんりくんの全プランに標準搭載される。システム同士をつなぐ接続部分の追加費用はかからない。MiAI自体の利用には月額25,000円〜の費用が発生するが、採用一括かんりくんとの接続に関する追加コストは免除される。設定が完了すればその日から使い始められる。

採用一括かんりくんはすでに2,000社超が導入しており、中小企業にとっても試しやすい入り口になっている。就活生の半数近くがAI評価に慎重さを示す一方、企業の6割超がAIを採用業務に使い始めた現状は、採用の場における人間の関与がどこまで必要かという問いを、各社に突きつけている。

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