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エクサウィザーズ、Anthropic最新AI「Claude Fable 5」を法人向けに即日提供

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世界最高性能と評される最新AI「Claude Fable 5(クロード・フェイブル・ファイブ)」が、6月10日から国内の法人向けサービスで利用できるようになった。すでに約1,400社が導入するサービスの既存ユーザーは、新たな申込も追加料金もなく、その日から使い始められる。

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最新AIが国内法人向けに提供開始

このAIを開発した米Anthropic(アンソロピック)は、ChatGPTを作ったOpenAI(オープンエーアイ)の元幹部が立ち上げた米国の企業だ。同社の「Claude(クロード)」シリーズは日本でも急速に普及が進んでおり、2026年5月の調査では国内の経営者層の35%がすでに利用していることが分かっている(株式会社コミクス調べ)。ChatGPT(39%)との差は、わずか4ポイントだ。

AIには、エンジンに当たる「モデル」と呼ばれる部分がある。Claudeシリーズにも性能帯の異なる複数のモデルがあり、「Fable 5」はそのなかで最上位に位置する。従来の最上位だった「Opus 4.8」を全面的に上回るとされており、これほどの性能を持つClaudeが広く使える形で提供されるのはこれが初めてだ。

国内での利用方法

国内でいち早く提供を開始したのは、エクサウィザーズグループのExa Enterprise AI(エクサ・エンタープライズ・エーアイ)が運営する「exaBase 生成AI(エクサベース)」だ。国内シェアNo.1の法人向けAIサービスで、既存の契約企業はAIの種類一覧から選ぶだけで即日利用できる。Anthropicと直接技術連携して使う方法も別途あるが、exaBaseはその国内代理店として、日本語サポートと国内データ処理環境を付加した形での提供となる。新規導入を検討する企業向けには、exaBaseの既存プラン体系がそのまま適用される。料金は利用量に応じた従量制を基本とし、詳細はExa Enterprise AIへの問い合わせが必要だ。

では、「最上位」とは実際どれほどの差なのか。

どれほど仕事が速いのか

2ヶ月の作業が1日に

Anthropicが公式に公開した導入事例によると、米国の決済サービス大手Stripe(ストライプ)は、5,000万行規模のプログラムの全面書き換えをFable 5に任せた。プロのエンジニアが1日に書けるコードは数百行程度とされる。5,000万行は、そのエンジニアが毎日休まず働き続けても、一人で書き切るのに数十年かかる規模だ。Stripe自身が試算していた「開発チーム全体で2カ月以上」の仕事が、1日で終わった。Fable 5は本数百冊分に相当する大量の情報を一度に読み込んで処理できる。この処理能力が、複数日にまたがる大規模作業を単独で完遂することを可能にした。

GPT比較で圧倒的な差

ソフトウェア開発の正確さを測る業界標準テスト「SWE-Bench Pro」では、Fable 5が80.3%を記録した。前世代の「Opus 4.8」が69.2%、OpenAIのGPT-5.5は58.6%——Fable 5との差は20ポイント以上になる。スコアは「AIが指示した通りに仕事を完了できる確率」と考えてよい。10回頼んで8回以上は仕上げてくれる。それがFable 5の水準だ。

国内でも成果が出ている。フリマアプリで知られるメルカリは、全エンジニアチームにFable 5を含む開発環境を展開した。同社が公表した導入データによると、アウトプットが前年比90%向上した。人数を変えず、仕事量を約2倍にした計算だ。

安全に使える理由

これほど高性能なAIを目の前にすると、一つの疑問が頭に浮かぶ。「暴走しないのか」。企業がAI導入をためらってきた最大の理由は、性能への不満ではなく、得体の知れないものへの恐怖だった。

Fable 5には、Anthropicが独自開発した「安全フォールバック」という仕組みが搭載されている。サイバー攻撃の手口や生物・化学兵器に関する情報といった高リスクな要求を検知すると、AIが自動的に前世代の「Opus 4.8」へ応答を引き継ぐ。いわば、危険な操作を感知したときだけ作動する自動ブレーキだ。ユーザー側の操作は一切必要ない。

重要なのは、この機能が作動するのは全体の5%未満という点だ。残り95%以上の通常業務——文書作成、データ分析、コード開発——ではFable 5本来の性能がそのまま発揮される。「安全を取れば遅くなる」という従来のトレードオフは、ここでは成立しない。

法人利用の前提となる安全基準についても、国際的な第三者機関の審査を通過済みだ。クラウドセキュリティの管理体制を審査する「SOC 2 Type II」と、情報セキュリティの国際規格「ISO 27001」——いずれも、医療や金融が取引先に求める水準をクリアしている。

実務面では、データの保持期間の上限設定、社内認証システムとの連携、操作履歴を記録する監査ログが標準で備わっている。exaBase経由での提供のため、データは国内で処理される。

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