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Googleの新AI、複数アプリをまたいで予約・手配を自動実行——2026年夏から順次提供

Googleの新AI、複数アプリをまたいで予約・手配を自動実行——2026年夏から順次提供
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Googleが「スマホの秘書」を発表

「ホテルを予約して、日程をカレンダーに入れておいて」——そう口で言うだけで、スマホが自分でアプリを開き、検索し、予約を完了させ、スケジュールまで登録する。そんな使い方が、今年の夏から現実になる。

2026年5月13日、Googleは「Gemini Intelligence(ジェミニ・インテリジェンス)」を正式に発表した。Gemini(ジェミニ)はGoogleが開発しているAIの名前だ。今回の機能は、そのAIをスマホ全体に組み込み、複数のアプリをまたいだ作業を自動でこなせるようにする。

これまでのスマホは、使う人間が主役だった。地図アプリを開いて、レストランを検索して、予約ページに飛んで、フォームに名前と人数を入力する——すべて自分の手と目でこなす必要があった。音声アシスタントに「明日の天気は?」と聞けるようになっても、それは単発の質問に答えてくれるだけで、複数の作業をつなげてくれるものではなかった。Gemini Intelligenceが変えるのは、その「流れ」の部分だ。メールを読んで内容を把握し、関連するアプリを開き、必要な情報を入力し、最後まで完了させる——複数のアプリをまたいだ一連の作業を、AIが一人で完結させる。

実際に何をやってくれるのか

予約からカレンダーまで自動

Googleがデモで示したのは、旅行の手配をまるごと任せる場面だった。GmailのメールとExpedia(エクスペディア、旅行予約サービス)を行き来しながら、ホテルの検索から予約、カレンダー登録まで一気に完結させる——Googleはこの機能を「Rambler(ランブラー)」と呼んでいる。アプリを次々と開いて操作するのは全部AIがやる。使う側は「頼む」だけだ。

カメラで見せれば予約できる

口で頼む以外に、カメラで見せる方法もある。文字入力では「Gboard(ジーボード)」というキーボードアプリが文脈を読んで返信候補を提示し、メールの返信を一から書く手間も省く。さらに一歩進んで、街中で気になる店の看板にスマホを向けるだけで、AIがその店の情報を取得して予約まで進める。

決済は必ず本人確認が必要

「AIが勝手に買い物をしてしまわないか」——当然の疑問に対し、Googleは明確な線引きを設けている。決済を伴う操作には必ず本人確認のステップが入る。フォームへの自動入力を補う「Intelligent Auto Fill(インテリジェント・オートフィル)」も、お金が動く最終ステップは人間が確認する設計だ。AIに任せる範囲を広げながら、財布には手を出さない——この安全装置が、この機能の実用性を支えている。

夏からPixelとGalaxyに提供

では、「自分のスマホで使えるのか」——その答えを先に言う。今年の夏に使えるのは、Google Pixel 10とSamsung Galaxy S26シリーズのユーザーだけだ。いずれも2026年に発売される最新機種であり、手持ちのスマホへのアップデートで届く話ではない。対応端末への買い替えが、この機能を使う前提条件になる。

Googleが「夏から」と言っているのはスマホだけの話ではない。2026年後半には、Wear OS(スマートウォッチ用OS)、Android Auto(カーナビなど車載システム)、スマートグラス、そしてノートPCへと順次広がる予定だ。「スマホ1台が賢くなる」ではなく、身の回りのデバイス全体をAIでつなぐ——それがGoogleの描く全体像だ。

現時点でGoogleは、Pixel 10とGalaxy S26以外のAndroid端末への展開時期を発表していない。「自分のスマホには来ない」と決まったわけではなく、「いつ来るかはまだ未定」というのが正確なところだ。この夏の恩恵を受けるのは最新機種のユーザーからで、大多数のスマホユーザーはもう少し待つことになる。

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