「暗い」「狭く見える」「生活感が残ってる」——スマホで撮った物件写真、そのままポータルに載せていませんか。
ラクナルStudioは、物件写真をアップロードするだけでAIがプロ品質に仕上げてくれる不動産専用の画像編集ツールです。Photoshopのスキルも、外注の手配も要りません。
この記事では「結局なにができるの?」「うちでも使えるの?」を、公式の売り文句ではなく第三者の目線で整理します。
ラクナルStudioとは
ラクナルStudioは、不動産の物件写真をAIが自動で明るく・きれいに加工してくれるクラウドツールです。
明るさや色味、コントラストをAIが自動で判断して補正してくれます。スマホで撮った写真にもそのまま対応しています。
クラウド上で完結。スマホ写真をアップロードするだけでAIが自動補正
開発したのは、CG・VR技術を持つラストマイルワークス株式会社。物件撮影を丸ごと代行する「ラクナルShooting」も運営しており、ラクナルStudioはその画像編集に特化した新ツールという位置づけです。
3つの機能で写真はこう変わる
ラクナルStudioの武器は3つ。「暗い写真を明るく」「空室に家具を置く」「余計なものを消す」です。
どれも操作は写真をアップロードするだけ。それぞれ、何がどう変わるのかを見ていきます。
暗い写真はこう変わる
薄暗い室内写真が、自然光が差し込んだような明るさに一変します。
AIが自動で調整するのは、明るさ・色味・コントラスト(明暗のメリハリ)の3点。Photoshopでプロが手作業でやっていた補正を、AIがまとめて仕上げてくれるイメージです。
特に効果が出やすいのは、こんな写真です。
- スマホのフラッシュなしで撮った室内
- 逆光で暗くなったリビング
- 曇りの日に撮った外観
![[比較図] 左:スマホで撮った薄暗い室内写真(蛍光灯の黄色っぽい光、窓が白飛び)、右:AIレタッチ後の同じ写真(自然な明るさ、色味が整った状態)。矢印で「AIレタッチ」のラベル付き](http://ai-mikata.com/wp-content/uploads/2026/06/autopress-1.webp)
空室を家具付きに見せる
何もない空室の写真に、AIがソファやテーブルなどのCG家具を自動で配置してくれます。
これが「バーチャルステージング」と呼ばれる機能です。つまり、実物の家具を運び込まなくても「住んだらこんな感じ」をポータルサイト上で伝えられます。
家具の手配費用もゼロ。新築・リノベーション・空き家など、家具がない状態で掲載する物件ほど効果を発揮します。
内覧前に「入居後のイメージ」を写真で伝え、反響数につなげる
気になるのは「どの程度カスタマイズできるのか?」でしょう。
現時点で公開されている情報では、AIが部屋の広さや形状を自動判定し家具を配置する仕組みです。インテリアスタイル(北欧風・モダンなど)の細かい選択肢や、配置する家具の個別差し替えについては公式サイト上で詳細が明記されていません。導入前にサンプルを見せてもらい、自社物件のテイストに合うか確認するのが確実です。
![[比較図] 左:何もないフローリングの空室写真、右:同じ部屋にAIがソファ・ローテーブル・ラグを配置した写真。「バーチャルステージング」のラベル付き](http://ai-mikata.com/wp-content/uploads/2026/06/autopress.webp)
消せるものと消せないもの
写真に写り込んだ不要なものをAIが取り除く——それが「AI消去」です。
前の住人が残した家具や荷物、生活感のある小物類は消せるケースが多いです。
ただし万能ではありません。壁や柱のような構造物、大きく写り込んだ人物などは消した跡が不自然になりやすいです。
「何でも消せる魔法」ではなく、「小物・荷物をきれいに片付ける道具」くらいの期待値がちょうどいいです。
他の不動産AI編集ツールとの違い
3つの機能を確認したところで「他にも似たツールがあるんじゃないか」という疑問が出てくるはずです。
他のAI編集ツールも、写真をアップロードすればAIが自動補正してくれる点は同じです。ラクナルStudioが違うのは、物件撮影の手配サービス「ラクナルShooting」とセットで使えること。撮影→AI編集→ポータルサイト掲載までが一本の流れになります。
| 他のAI編集ツール | ラクナルStudio |
|---|---|
| 写真を渡して編集するだけ | 撮影手配→AI編集→掲載までワンストップ |
ラクナルShootingは全国に撮影パートナーを抱えているので、自社で撮影を手配できない場合でもワンストップで対応できます。
月に何十件も物件を扱う会社や、社内に写真編集ができる人がいない会社には特に向いています。逆に、すでに撮影体制が整っていて「編集だけ外注したい」なら、編集専門サービスのほうが選択肢の幅は広いかもしれません。
料金プランと導入効果
向き・不向きがわかれば、次は費用と効果の判断です。
料金の仕組み
ラクナルStudioの料金で確実にわかっているのは1点です。
物件撮影サービス「ラクナルShooting」を利用する場合、撮影した写真のAIレタッチは追加費用なし(無料)で使えます。
撮影と編集をラクナルにまとめれば、編集分のコストはゼロになります。
「撮影は自社でやるから、AI編集だけ使いたい」場合は、2026年6月時点で月額料金や1枚あたりの単価が公式サイト上に明示されていません。料金体系・無料トライアルの有無・オプション機能の追加課金については、公式に問い合わせるのが確実です。
料金の詳細や最新条件はラクナルStudio公式サイトから問い合わせてください。
写真改善で反響は変わるか
写真を変えたら問い合わせが増える——不動産の現場では体感的に知られている話です。全米不動産協会(NAR)の調査でも、ステージング済み物件は非ステージング物件に比べて売却期間が短縮される傾向が報告されています。
ただし「ラクナルStudioを入れたら反響が増えた」という公開データは2026年6月時点では見つかりませんでした。写真品質と反響の相関は業界で広く認められていますが、「導入すれば反響○倍」のような保証はできません。写真は反響を左右する要素の一つであり、全てではありません。まずは反響が伸びない物件で試し、ビフォーアフターの数字を自社で計測するのが現実的です。
導入の流れと始め方
導入のステップはシンプルです。
編集したい物件写真をアップロードする。
アップロード後はAIが自動で処理を行う。操作は不要。
編集結果を確認し、問題なければダウンロードして物件掲載に使用する。
まずは手元の「一番写りが悪い物件写真」で試してみてください。どこまで変わるかが一発でわかります。
撮影も含めて任せたい場合は、ラクナルShootingとの組み合わせも検討してみてください。
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